のんびりッ子にて脱力を。

ホラー映画を借り、のんに電話をいれると、また屋上で圭介と彼方とぐだぐだしてたらしい。



校門に行くと、帰り行く高校生がじろじろガン見。


もう慣れたけどね。



やっぱ、赤髪は目立つかな…

目にかかる赤い髪を手で払う。


高校のときより明るくなった赤い髪。



のんがカッコいいって言ってくれたから変える気はさらさらない。



「凌ちゃんサン、お待たせしました。」


『おかえりー。』



気付けばのんが隣にいて、ニコニコしてる。



「何ボーッとしてたの?」


『なんでもない。
ね、DVD借りてきたからのんの家で観よ?』


「ん。いいよ。」



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