のんびりッ子にて脱力を。

「お邪魔しま…。

…鈴さん、この靴凌ちゃんサンの。」



あ、いきなりバレた。


凌斗が友達の家に泊まりって言うのは嘘。


がっつりお家にいます。


てかレポートやんなきゃとヤバいとか言ってたから、遊んでいられるわけがない。

けど、仲直りしてもらいたいからさ。



「鈴さ~ん??」


『だ、大丈夫だよ。
部屋から出んなって言っとくから。
ちょっと外で待っててね?』



リビングに駆け込み、未だ沈んでる凌斗に向かう。



『あんた、レポート終わったの?』


「まだだけど…。
もう出す気ない。」


のんちゃんと離れてこんなに府抜けるとは…。


『出さなきゃ単位もらえねーよ。

早くやってき?
終わるまで飯なしだかんな。』


「…マジかよ。」



部屋から出んなよ。


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