株式会社H.C.
「ぐだぐだ言いよらんのっ!もう着くよ」

真後ろからミルクのキッツい声

僕が石みたいに固まったら

「新入りさん固まりすぎ!リラックスして何かに捕まっとき!バランス崩して別の時代に飛ばされても知らんよ」

ムショ帰りさんに言われ慌てて手すりを掴む

「到着直前ってのは時空の壁が立ちはだかるからね…強烈な減速Gで身体が飛ばされちゃうんだよ」

すかさず教授の説明

大金稼ぐっちゃ大変だよ

こんな身体が引きちぎられそうな事体験せにゃならんなんて…

僕1人慌てふためきクルーザーは無事に1904年の旅順に着いた。
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