株式会社H.C.
「タイミングって…二百三高地を攻撃すれば解決って訳じゃないんですか?」

そこら辺の僕の疑問は想定の範囲内らしく

「第三軍の主要保塁への攻撃は無駄ではなかった…僕は、そう睨んでる」

教授の考え方…僕には、さっぱり解らない。

「部外者には、そこら辺が解らんから結果論でしか批判出来ないって事。旅順陥落はロシア軍が予備兵力を使い果たしたから…あたしらは、そう思っている。だから指揮官の能力は、さしあたり関係ない」

って事は…

「少々いじったぐらいじゃ歴史は変わらないにゃ」

ふぅ〜ん…歴史変えるって案外大変なんだね
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