Mission、~俺達の未来~
*PAL*
いつの間にか昇降口には人がたくさんいた。
「何々撮影?」
「あの子格好いいね」
あの子と言われて指差されてたのは俺。
この渋谷悠生。
「…」
詩織の表情が悔しそう。
嫉妬かよ可愛いなー。
だけど俺はお前だけだよ。
「のろけんな粕」
大雅が突っ込む。
俺はゆっくり詩織から体を離した。
「お前がいて良かった
俺この後どーしよーか迷ってたんだよな」
「だろ?オレに感謝しろ…ってそんな理由かよっ!」
玲央が続ける。
「大雅はPALの起爆剤やんな」
「理由はそれだけじゃねぇよ…
大雅がいなきゃあの暗号は解けなかったしな」
「………///
美風いなきゃオレ死んでたし」
大雅が照れ隠しでターゲットを美風に変える。
大雅、可愛いなー。
あ、俺ゲイじゃないから。
ここ重要。
「大袈裟だよ」
「真理をつける美風も必要不可欠だったなー」
「玲央はムードメーカーだったね」
「いつも五月蠅かったけど」
「でもまぁお前のおかげでかなり楽しかったよ」
「凛はほんま可愛い」
「オレより頭が良い事は認めてやるよ」
「凛は本当いて良かったよ
冷静さが格好良かった」
最後に褒め括ったのは全て俺だった。