Mission、~俺達の未来~
それが面白くてオレは美風を振り回した。
「次あれ行くぞ!」
「うんっ」
「……」
「大雅?」
動き出そうとしないオレを見つめる美風。
「オレに振り回されて疲れねー?」
単刀直入に聞いてみる。
すると美風は柔らかい笑顔になった。
「全然、楽しいよ」
「どこがだよ」
「大雅らしいなーって」
本当に楽しそうな美風。
調子狂ったオレは癖みたいに前髪をかきあげた。
「んと美風って変わってるよな」
「…」
「美風?」
「好き」
「はっ!?」
「前髪かきあげる仕草…好き」
ポーっとオレを見る美風。
見られてるこっちが恥ずかしくなった。