Mission、~俺達の未来~
オレは反射的に美風を抱き締めた。
『ちげーよバカ』
「…」
『お前の好感度下げる為に決まってんだろ?』
オレの言葉はマイクを通してアンプから流れる。
だけどどーでも良かった。
『お前は良い子だよ
PALの頃から…ずっと』
オレは不器用だから。
美風を幸せにしてないかもしれない。
傷つけてるかもしれない。
だけどわかって欲しい。
オレは本気で美風が好きだ。
『オレの物にしたかった』
「…もう私は大雅のだよ?」
美風の声は緊張しているせいか、震えていた。