Mission、~俺達の未来~
 
美風が悠生を頼ったのもわかる気がした。
 
 
どうしてだろう。
 
悠生は親身になって考えてくれる。
 

そして誰もが納得する解決策を出してくれて…。
 
 
何より相手を安心させる。
 
 
…魔術師みたいね。
 
 
「…つまり嫉妬か」
 
「な…悠生っ」
 
「へへ、照れんなって」
 
「…」
 
嫉妬…ね。
 
「…玲央は本気だよ」
 
悠生はうちを見て微笑む。
 
全く疑えなかった。
 
「玲央は凛以外有り得ない
凛以外愛してないよ」 
 
…。
 
「本当に?」
 
「本当に
不安になるのはわかるけど、信じてやれよ」
 
 
信じてるよ。
 
うちは玲央を信じてないわけじゃない。
 
 
だけど…不安なの。
 
 
 
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