Mission、~俺達の未来~
助けて…。
玲央…。
「つっ!!」
「杏奈、やりすぎっ」
「傷をつけたら玲央はアンタを愛さなくなるかな」
独り言の様に呟いた柏原さん。
うちの頬には赤い血が伝っていた。
「ま…って…」
「何?刺して欲しい?
自殺って事にしようか」
嫌だ…嫌だ…。
「嫌…っ!!」
バンッ!
そう叫んだのと同時に屋上の扉が勢い良く開いた。
「私の凛に何してるの?」
「玲央関係かよ…めんどくせー」
「予想通り」
…っ。