Mission、~俺達の未来~
「…ばか」
海千祭。
「凛ー」
「なに?」
「手ぇ繋ご」
率直で素直なうちの彼氏。
「…いいよ」
玲央は犬みたいにキャンキャンしながらうちの手を握った。
「めーっちゃ嬉しい!」
「何が?」
「凛が隣におんのが!」
「テンション高いわね」
「当たり前やん、普段あんまり会われへんし…」
もし玲央が犬だったら今尻尾を垂らしているだろう。
なんて変な事考えながらうちは玲央を見て笑った。
「いつだって会えるわよ
…玲央が会いに来てくれたら、ね」
「絶対行く!めっちゃ会いに行く!」
嬉しくて嬉しくて…。
きっとうちが犬だったら尻尾を振りまくってるだろうな、なんて。