Mission、~俺達の未来~
 
朝、オレは絶句した。
 
美風がいた。
 
「神流さん、ここ教えてくれる?」
 
 
「うん…ここは…」
 
 
美風の隣にいたのはオレじゃない男だった。
 
「美…っ」
 
そう呼んだ。
 
呼んだのに。
 
「神流さん!今日夜空いてる?」
 
「え…」
 
男が次から次へと美風の元に流れ込む。
 
 
オレは近くにあった机を思い切り蹴った。
 
 
「きゃ…っ」
 
それにビビってる女。
 
「あぁ悪い」
 
「あ、大丈夫です」
 
「…」
 
なぁ美風。
 
オレの気持ち味わえよ。
 
 
 
< 6 / 116 >

この作品をシェア

pagetop