Mission、~俺達の未来~
 
小さな庭に美風はいた。
 
しゃがみこんでいる。
 
「…美風」
 
弱い声、格好わりー。
 
「大雅…」
 
だけど美風の声の方がもっと弱かった。
 
 
「…」
 
何を言えばよかったかわからないオレは静かに美風の横に座る。
 
 
…オレが悪いんだ。
 
「美風…「ごめんね」
 
美風がオレを見る。
 
目頭に涙を溜めていても強い瞳だった。
 
 
何に対して謝ってるのかわかんねー。
 
 
「何で謝んの?」
 
「私の事…嫌いなんでしょ?」 
 
…は?
 
「だって大雅さっき…
ごめんね、私まだ大雅の事嫌いになれない」
 
 
美風は昔から変わってない。
 
 
オレの好きな美風だ。
 
 
 
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