本当はずっとキミだけを…。

─*─*─*─*─


大輔くん達の後を付けて20分程が過ぎた頃


ようやく石川さん達とサヨナラして1人で細い路地に曲がっていく姿が見えた。




今にも雨が降り出してきそうな空の下


あたしは急いで大輔くんの後を追った。


大輔くんが曲がった路地へ向かうと、少し先の距離にある4階建ての白いコンクリートのアパートの階段を大輔くんが上がっていく姿が見えた。




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