本当はずっとキミだけを…。

「じゃあ、熱まだあるんだからゆっくりと寝てるのよ?」


そう言い残して部屋を出て行くお母さんにベットの中で「はぁーい」と返事をした。



お母さんが出ていったあと、重たい体を起こしてベットの下に置いてあった鞄に手を伸ばした。



高津くんに、電話しなきゃ…


迷惑かけたし…心配…してるよね?



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