本当はずっとキミだけを…。
『どうかな?ヤッパリ無理だよなぁ──ごめん「いいよ」』
『えっ…!?』
「いいよ。デート。いいよ」
『いいの?ホントに!?』
「うん…あたしで、よかったら」
高津くんは、それから嬉しそうに日時を決めて「またな」と電話を切った。
電話を切ったあと、ケータイを握ったままベットに仰向けに寝転がった。
「あたし…どうしたいんだろう…」
高津くんとのデートOKしちゃった…。
高津くんをまた傷つけるかもしれないのに…。
どうして断らなかったんだろう…?
自分の気持ちが分からないよ…。