本当はずっとキミだけを…。

「アイツとデート、するんだって?」


アイツって、高津くんのことだ…。

ヤッパリ廊下で話してたの聞かれてたんだ。


「うん。そうだよ」

「上手くいってるんだな?アイツと」

真っ直ぐとあたしを見据える大輔くんの瞳。


「まぁね。大輔くんには関係ないでしょう」


その大輔くんの瞳から逃れるように顔を背けた。



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