本当はずっとキミだけを…。

ねぇ、大輔くん。


これからもずっと、幸せでいようね。



どんな事があっても、あたし達の絆は絶対に壊れたりしない。



「大輔くん」


「なに?」


「別に。呼んでみたかっただけ」


「なんだよ、それ?」



ツンと人差し指で、あたしの額を小突く大輔くん。
その膝の上にはニコニコしながらあたし達を見ている最愛の娘の笑顔。






あの日、あの雨の日

もしも大輔くんに自分の気持ちを伝えていなかったら
こんな日々は来なかったのかもしれない。


そう思うと、あの日に戻ってあの頃の自分を「よく頑張ったね」って抱き締めてあげたい気持ちになった。

そして、あの時背中を押してくれた高津くんに心から感謝した。



「どうした?ボーとして」

「どうした?ボーとして」

大輔くんの言葉を真似て聞いてくる娘ごと大輔くんを抱き締めて言った言葉は



「ずっと大好きだよ!!」





end









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