本当はずっとキミだけを…。

「ふぅ…」


二階にある自分の部屋のドアを開けると深いため息がこぼれ落ちた。



机の上に鞄を置いて、そのままポスンとすぐそばにあるベッドの上にうつ伏せに体を沈めた。




頭の中が、ボーとしてる。



高津くんの事、好きじゃないのに…なんでドキドキするんだろう?




あたしって、もしかして恋多き女とか?



まさか…ね?


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