本当はずっとキミだけを…。
「そうだよ。ただの友達だよ」
そう答えたあたしの瞳を「ふぅ~ん」とホントかなぁ~と疑うような瞳で覗き込んできた。
「な、なによぅ…」
体を後ろに反らした。
「別に。なんか、仲良しだなぁって思ってさ」
含み笑いを浮かべながら言ってきた。
「そりゃあ、友達だから。仲いいのも当たり前じゃん」
そう言ったあたしを「ふぅ~ん。友達だからねぇ~」とまた意味深な笑みで見つめた。
「ただの友達だよ」
そう、高津くんとはただの友達。
あたしが好きなのは、大輔くんだけ…