本当はずっとキミだけを…。
「ふぅ…」
一気に疲労感を感じて背中を丸めながら席に戻ると
「よっ!モテ女!」
沙羅がニヤニヤしながら“このぅ~”とふざけながら言った。
「もうやめてよ」
膨れ面で残りのおかずを頬張った。
「そんな怒んなくていいじゃん。さっきの…高津くんだっけ?
なかなかカッコいいと思うけど」
「そうだけど…」
確かに、カッコいい方に入るかなぁ…。
背、スラリとして180cmはあるみたいだし、顔だって…性格良さそうな顔してる。