本当はずっとキミだけを…。

「ふぅ…」


一気に疲労感を感じて背中を丸めながら席に戻ると


「よっ!モテ女!」



沙羅がニヤニヤしながら“このぅ~”とふざけながら言った。



「もうやめてよ」



膨れ面で残りのおかずを頬張った。



「そんな怒んなくていいじゃん。さっきの…高津くんだっけ?

なかなかカッコいいと思うけど」



「そうだけど…」


確かに、カッコいい方に入るかなぁ…。
背、スラリとして180cmはあるみたいだし、顔だって…性格良さそうな顔してる。



< 7 / 164 >

この作品をシェア

pagetop