本当はずっとキミだけを…。

「この際、付き合っちゃえば?」


「この際って…無理だよ。好きでもないのに付き合うなんてできない」



「そりゃそうだけど、高2になって彼氏がいないっていうの寂しいものがあるよ」


「いいから、放っておいて」



最後に残ってた唐揚げをフォークで突き刺して口の中に放りこんでモグモグと食べるあたしを


「ったく。梨華ったらぁ…」


呆れ顔で見てる沙羅。


沙羅には、学年が一個上の彼氏がいる。

スタイルもよくて美人な沙羅にはピッタリな背が高くてカッコいい彼氏が。




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