本当はずっとキミだけを…。

────昼休み、沙羅と一緒に教室で弁当を食べている間



「ねぇ、佐伯くん。この卵焼き食べない?」


「あっ、あたしのも食べてぇー」


「そうかぁ?ありがとう」


女の子達に囲まれながら弁当を食べている大輔くんの姿が視界に入ってきて



あたしの心は真っ暗な闇の中に突き落とされたように、重くどす黒い感情さえ芽生えていた…。




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