王子と王子の愛しの姫(仮)
第一章~先輩、(頭)大丈夫ですか?~
「きたっ!きたっ!」
「ピースしてぇ!」
「やばいっ!ネクタイがいつもよりゆるいっ!」
「こっちむいてっ!」
「ウィンクしてぇ!」
校門前で騒ぐのは私の高校の生徒・・・
And他校の人もちらほらっ・・・
その声を合図に私は必死に彼の姿を探す。
ここに集まる人は全員ある人が目当て。
アイドル並みの顔つき・・・
高い背丈。
そんな人が二人歩いている。
私が見たいのは、左の彼。
私っ鈴木蘭。
高校1年ですっ
必死こいてます。
窓から必死に彼を探しているので・・