王子と王子の愛しの姫(仮)
第二章~初めてアイツに感謝すべきことっ!~
私は教室に戻るなり、女子に囲まれた。
「王子となにはなしたの!?」
「すずらん答えて!」
「あははははは・・・」
「笑わなくていいから!!!」
「えーっと・・・告られて・・・」
「告られたぁぁ!まぢすかっ!」
あちらこちらから拍手がっ
「でも、断ったから・・・・」
そうよ!!私があの男に惚れるわけないじゃないか!!
「ええ~もったいな~いっ
紹介してもらおうと思ったのにぃ」
なんで・・・そんなこというのですかっ?
あなた方、木原蓮が好きなんじゃないんですかっ?
ただアイドルを見つめるみたいなだけですか?
ただファンってだけなんですか?
付き合おうとか思ってないんですか?
私は?マークがたくさん頭に浮かんでる中・・
女の子達は席に戻っていった。