王子と王子の愛しの姫(仮)
昇降口をでると、2台の車が校門の目の前にあった。
多分、もう一台は瑞希のマネージャーの車・・・だと思う・・・
そう思って振り向くと、ものすごいはやさで瑞希が走っていた
はやっ!
さすがですっ
と・・・いうより前に早く車に乗り込まなければっ!
私もスピードをあげた。
そして、車のドアをあけ、席に座って肩で息をしながらシートベルトをしめた。
川島さんはそれを確認すると、アクセルをぐっと踏んだ。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「蘭。大丈夫?」
川島さんがそういう。
「あ・・ありがとうございますっ
大丈夫ですっ」
私はいきを整えながら言う。
「今日は雑誌の取材9社。撮影も同様よっ」
「9社!?」
私は驚きをかくせず大きな声でそう発してしまった
「体調管理にはきをつけて」
川島さんはそういった。
けど・・・体・・・もつかなぁ?
私は心配でしょうがなかった