王子と王子の愛しの姫(仮)
~スタジオ~
本当に・・・
ギリっセーッフ!
っという感じ・・・
あと2分でしたっ
私は衣装に着替え、メイクをしてもらった。
なんかイメージはナチュラルというかっ・・・
真っ白のワンピース。
まさに汚れなき白。
メイクはまつげをビューラーであげ、
リップはベビーピンク。
あとうすーっくファンデをつけたのみっ。
「はーいっそこ二人立って~」
「はいっ」
「はい」
「じゃ、手とかつないで・・・」
あうっ・・・
手ですかっ
ちょいと緊張をおぼえる・・・
触っていいの!?みたいなっ
私は瑞希の手の平に手をのばした。
ぎゅっ・・・
あいかわらず・・・温かいのだ。
「はいっ真顔にしてみて~」
まっ真顔?
私は言われたとうりまさに無表情というか・・・
目だけ力をいれた。
かしゃっ
その音がこのポーズだけなのに何回も続く。
「じゃ、次は笑って~」
私は頬をゆるめた。
「瑞希くんかたいな~
すまいるっ」
「すみません」
瑞希がかるく頭をさげた。
かしゃっ
またその音がたくさん響いた。