王子と王子の愛しの姫(仮)
「次っ背中と背中・・・くっつけて~」
「はい」
私は瑞希の背中に自分の背中をつけた。
背中から・・・瑞希の体温がじかに伝わって・・・ちょっとドキドキする。
「えっと、瑞希くん下向いて。
蘭ちゃん上むいて~」
私は上をむく。
「おっいい顔っ」
かしゃかしゃっ
この音・・・何回聞いたかなっ
けっこう・・首キテる・・・
でも我慢しなければっ!
私はぐっと力をいれた。
「あ。蘭ちゃん顔かたくなった」
「あっごめんなさいっ」
ポーズと顔をつくるのって・・・難しいっ・・・
私は一つ・・・学んだ。