王子と王子の愛しの姫(仮)





「次っ背中と背中・・・くっつけて~」







「はい」





私は瑞希の背中に自分の背中をつけた。






背中から・・・瑞希の体温がじかに伝わって・・・ちょっとドキドキする。








「えっと、瑞希くん下向いて。



蘭ちゃん上むいて~」






私は上をむく。







「おっいい顔っ」








かしゃかしゃっ





この音・・・何回聞いたかなっ






けっこう・・首キテる・・・







でも我慢しなければっ!








私はぐっと力をいれた。







「あ。蘭ちゃん顔かたくなった」






「あっごめんなさいっ」







ポーズと顔をつくるのって・・・難しいっ・・・





私は一つ・・・学んだ。
< 152 / 178 >

この作品をシェア

pagetop