王子と王子の愛しの姫(仮)




「今日はお疲れ様でした。」




私は瑞希に頭をさげた。



敬語を使ったのなんて本当にわずかなのに。



「そちらもお疲れ様でした」




瑞希も頭をさげる。



なんか・・・敬語を使ったり、使われたりすると・・・




すっごく遠い存在に感じた。




手を伸ばせば・・・触れられるような距離にいるはずなのに。
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