王子と王子の愛しの姫(仮)
「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」
「8」
「お煙草はお吸いになられますか?」
「うん」
「かしこまりました。こちらへどうぞ・・・」
普通は好きに席に座ってもらうんだけど・・・
混んでるから、案内しなければならない・・・
でもここまでは順調・・・
落ち着けぇ・・・落ち着けぇ・・・
水をだそうとしたけど私は肘がなにかにあたった。
そしてこぼしてしまった水。
テーブルに広がる水。
「うわ!つめて!!何すんだよ!」
あるヤンキーが大きい声で言った。
店内にいるほぼ全員がこっちを見る。
視線が・・・痛い・・・
さっき肘にあったのは・・・おぼんの感覚。