8年後の2人
「今日から、刑事課で働かせてもらう、兵藤葵です!よろしくお願いします!」


なんと、新入りは葵だったのだ。美咲と碓氷は驚いた。


「所長の命令で、副部長は、兵藤君にしばらくはいろいろと教えてやってくれ」

「はい、わかりました!」


朝礼後、美咲は葵の元に行った。


「葵ちゃん!どうして刑事に・・・?」

「別にいいでしょ?それより、副部長ってあんたなんだね。部長は誰なの?」

「俺だけど?」

「「神出鬼没するな!!」」


美咲と葵は、突然現れた碓氷にびっくりした。


「さっきから、いたけど?」

「こいつ、本当・・・何者なの?」

「え?俺は、俺だけど?」

「まぁ、いいや。というか、あんたが部長なのー!?」

「そうだけど?」

「見えないかもしれないけど、こいつ、成績がいいからね・・・」

「そんな風に見えないけど!!」

「葵くん、ひどいこと言うね・・・」


碓氷は、不機嫌そうに言った。美咲は、それを察した。


「あ!私、ちょっと用事があるからー!!」


美咲は、慌てて、その場から去った。


「美咲ちゃん、逃げたね・・・それより、刑事になった理由って・・・鮎沢を守るためでしょ?」

「そうだけど!!悪い!!」

「いや、悪くはないんだけど・・・でも遅いんだよね・・・」

「遅いって・・・?」

「俺と鮎沢は付き合っているからv」

「そ、そんなことわかっていたよ!そのうちに奪ってやるよ!!」


葵はその場から去った。すると、美咲が部屋に戻ってきた。


「葵ちゃん、・・・勢いよく部屋を出て行ったけど・・・何かあったのか?」

「別に・・・何もないよーそれより、昨日の事件の現場、見に行こ?」

「ああ、そうだな!」


2人は、昨日の事件現場に向かった。


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