きらきら★とれいん
だけど、大半は市の中心部にあるいくつかの私立大学と国公立大学へと進学するのが常で、私もそのつもりでいて、彼もそのつもりなんだと決め付けていた。
「本気で言ってるの…?」
「あぁ。東京にある大学に、習いたい教授がいるんだ。」
「…そうなんだ。」
「ゴメン、雛(ヒナ)。一緒の大学に行こうって先に言ったのは俺の方なのに…。」
そんなこと、あなたが言いだしたんだっけ?
まあ今はそれが問題じゃない。