きらきら★とれいん

先輩は深呼吸をしてから私の目を見て言った。





「雛のこと、夏にフラれてからもずっと好きだ。
忘れられない人の代わりにはなれねぇけど、そいつを超えてみせるから、…俺と付き合ってください。」





私は泣きそうになって、それがバレないように下唇をぎゅっと噛んで俯いた。

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