*オレンジ色の空*
私は黙々とカルボナーラを食べていたら、


またもや視線が。



「・・・食べたいの?」




「うん」




なら最初っからそういわないとわかんないって!!




「一口あげる」



「ありがと」


そういって、ニッと仁は笑う。


芸能人とか、顔負けなくらいの笑顔で、近くに座っている女の人がきゃーきゃーいってる。



仁は一口嬉しそうに食べて、自分のミートソースのスパゲティーを黙々と食べ始めた。



ずっと私の顔を見ていたのは、カルボナーラ欲しいっていうアピールだったらしい。
< 70 / 115 >

この作品をシェア

pagetop