不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
……………ん?
「……はあああ?!」
さっき以上にデカイ声。
『キスしよっか?』なんてっ!!
「な、何言ってんのよっ!!」
一瞬でもドキッとしたあたしがバカだった。
「……ん」
どんどん近づいてくる相手の男の顔。
「っ///」
しちゃうのっ!?
本当にキスしちゃうのっ!?
またドキドキと跳ね始める胸……
近づいてくる顔に、身動きが取れなくなったあたし……
「よし」
「…………よし?」
あたしの頭にはきっと?マークしか浮かんでいないだろう……
「涙、止まったな」
「……えっ?」
「俺、女に泣かれるの苦手だからさ……」
……もしかして。
「その為にキスなんて言ったのっ!?」