不器用恋愛～甘いキスをあなたと♥～

｢い、イヤですっ！！｣



｢じゃあ、さっきみたいにスパルタがいいんだ？｣



｢っ！それは……｣



どうしよう……


どうしようっ！！



痛い思いをするのはイヤだし。



だからと言って、制服のボタンを外すなんてあり得ない！！




どうしたらいいのよ！！



｢ぷっ……。あははっ｣



｢……へ？｣




突然、笑いだした司先輩。



｢冗談だって、冗談｣



｢え……っ。じょ、冗談？｣



｢鈴加に欲情するほど、俺は飢えてないんでね｣



｢っうっ！！｣




悔しい！またバカにされたっ！！



｢酷すぎです！！｣




真剣に悩んだのにっ！



｢悪い悪い｣



全然思ってないくせに。