不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
「なに?眼鏡、嫌い?」
「い、いえ。別にそういうわけじゃ……。ただ、眼鏡とかってちょっと不便そうだし……」
「まぁ、慣れれば問題ない」
鈴加は眼鏡とか無縁だろうな―……
コンタクトでもないみたいだし。
鈴加が眼鏡とか、ちょっと想像できない。
「あっ、でも一つだけ不便だと思うことはあるな」
そう言った俺に、興味津々のように「なんですか?」と体を乗り出してくる。
こんな鈴加を見ると、やっぱり笑みがこぼれる。
「キス、ちょっとしにくい」
「……へ///?」
一気に頬を赤く染める鈴加。
うん、かわいい。
「だからさ……眼鏡を付けたままのキスも慣れさして?」
「えっ!?……んっ」
驚いているままの鈴加の口を塞いだ。
「……司先……輩。んあっ……」
いつも思うんだけど、鈴加ってキスしてる時、エロいよなぁ―……
時々漏れる甘い声に、理性を保つのも大変。
突然過ぎて、息を吸うのを忘れていた鈴加。
苦しそうだから、少し唇を離した。
「はぁっ―……もうっ、だっ……たら、眼鏡外せば……んっ」
まぁ―、またすぐに塞いだけど。