不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
リビングのテーブルに綺麗に並べられた朝食。
パンと作りたてのハムエッグが食欲をそそる。
「じゃあ食べよっか」
「うんっ」
パクっとハムエッグを口にいれた。
ん―っ。美味しいっ♪
やっぱり誰かと食べる朝食っていいよね―っ。
……って!そうじゃなくて!
「なんで蘭がこんな朝早くから来たの!?」
「ふへぇ?」
口にパンをほうばりながら、気の抜けるような声で返事をする。
……本当に何しに来たんだ?
「今日、鈴加はデートでしょ?」
「はい」
「“初”デートでしょ?」
初を強調した言葉。
「は……はい///」
なんか照れる……///