不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
「考えて見ればさ、今までキスしにくかったよな。この眼鏡のせいで」
そう言って笑うのに、鈴加はポロポロと涙を流すだけだった……
そっと触れるだけのキスを何度も繰り返した……
「ふっ……うっ……」
鈴加の涙は綺麗で、こんな鈴加を離したくないと思った。
いや、離せないと実感した。
「……鈴加」
――ドサッ
そのままそっとベットに押し倒した。
最初にリビングにいたのはこんなことを防ぐため……
きっとこんな風に俺の部屋にきたら、俺は我慢出来ないと思ったから。
「鈴加……。イヤだったら拒んで……」
「司……先輩……」
潤んでいる鈴加の瞳を見るだけで、欲望が爆発しそうになる。
「イヤ……じゃないです……」
鈴加に股がるようにして倒れている俺に、少し微笑む。
「イヤだなんて……思わないです。だって……んっ」
鈴加の言葉を最後まで聞かずに、キスで遮った。