不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~


どんどん進んでいく行為の中、鈴加は生理的に涙を流した。



胸を触れた後に、ゆっくりと手を下にずらす。



「あっ……司先……」


「司……」


「えっ……?」


「司って呼んで……」


「っ……」



「な?鈴加……」



鈴加を怖がらせないように、頭を撫でて微笑む。



「んあっ……あっ……痛っ」



ひとつになった瞬間に、顔を歪ませた鈴加。


「痛いっ……か…?やめる……?」


「やっ……やめ……ないっ……」


きっと限界なのに、それでも我慢しようとする鈴加が凄く愛しい。



必死に俺に抱きついてくるその姿に、俺も強く抱きしめ返した。



「続けて……っ」


「鈴加……」


「続けてっ……司っ……」



「っ………」



初めて呼ばれた俺の名前。



こんな時に呼ぶなんて卑怯だ……




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