不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
「……鈴加は隠さなくていいわけ?」
「えっ……?」
視線を自分の体に下ろした。
「きゃぁぁぁっ///」
バッと毛布の中に頭から隠れた。
は、恥ずかしい///
あたしも司先輩と同じで、上半身裸。
ってか、上半身だけじゃない……
つまり……何も身に付けてない状態。
「お―いっ。鈴加―」
毛布に隠れたあたしをポンポンと軽く叩きながら呼ぶ。
「うぅ~~」
「うめいてないで、出てこいよ」
「だっ……だって……」
「どうせ、昨日バッチリ見たんだからさ」
「なっ!!///」
「おっ、出てきた」
楽しそうに司先輩が笑う。
いたずらに成功した子供みたいに……
「司先輩っていつもあたしをからかってばかりだ……」
頬を少し膨らまし、プイッとそっぽを向く。
「からかってないだろ?」
「からかってます!!」
じゃないと、あんなこと言うわけないじゃん……