不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
「鈴加ちゃん……?」
「……」
「おーい」
「……」
反応なんてしてやるかっ!
「鈴加……」
「っっ///」
耳元で囁かれた名前
「は、反則です……///」
振り向いて司先輩を睨む。
「反則……?だったら昨日の鈴加の方が反則だったけどね……」
「えっ?」
「何でもない。それより、朝ごはん食べるだろ?」
「あっ、はい」
「じゃあ、ちょっと待ってて。今から作るから」
「えっ!?ちょっ、あたしが作ります」
ベッドから起き上がろうとしたあたしを司先輩が阻止した。
「体、まだキツいだろ?大丈夫。朝ごはんくらい簡単に出来るからさ」
優しく笑う先輩に、甘えることにした。