不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~


「ってか、鈴加、シャワーでも浴びてくる?」


「へっ!?///」



朝食を食べ終わって、片付けをしてる時に言われた言葉。



しゃ……シャワー……



「あれ?なんか今、エロいこと考えた?」


「っ///」




ニヤリと笑う先輩から目を反らす。


「べっ、別に考えてませんっ!//」


「はいはい。わかりました。とにかくシャワー浴びてきな?」



な、なんか悔しい……



さっきと立場が交代した……



「風呂、あそこだから」


「……」


「……鈴加?……もしかして、一緒に入りたいの?」




「っ!!違いますっ!!」


――バンッ



お風呂場のドアをおもいっきり閉めた。



「残念♪」と言って笑っている司先輩を無視して……




もぉ―……



脱衣場で上着のボタンを外しながら、鏡とにらめっこ。



真っ赤になった顔が鏡に写し出される。



「あっ……」



赤い顔と同時に写し出された、首元のモノ


――バンッ


「司先輩っ!!」



リビングのソファーで雑誌を読んでいた司先輩が、何事かのようにあたしを見た。



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