不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
「こ、これ!!」
襟元を軽く広げて見せた。
「……キスマークでしょ?」
「えっ……?」
キスマーク……?
予想外のセリフ
き、キスマークって……
確かに赤いアザが首元に見える。
こ、これがキスマークってものなの!?///
「って違うっ!!」
おもいっきり話し、反らされた!
「キスマークじゃなくて、これですよ!これ!」
首元のキラキラしたモノを司先輩に見せた。
「気に入らなかった?」
あたしに近づいて来ながら、そう尋ねた。
「ち、違います!これって司先輩が……」
「あぁ―まぁね。昨日で付き合って半年だっただろ?」
優しい瞳があたしを見つめる。
「やっぱりこれ、鈴加に似合ってるな」
小さなストーンがハートに並べられていて、凄く可愛いネックレス。
それをかがんだ司先輩がそっと触れながら微笑んだ。