不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~


「こ、これ!!」



襟元を軽く広げて見せた。



「……キスマークでしょ?」


「えっ……?」


キスマーク……?



予想外のセリフ



き、キスマークって……



確かに赤いアザが首元に見える。


こ、これがキスマークってものなの!?///



「って違うっ!!」



おもいっきり話し、反らされた!



「キスマークじゃなくて、これですよ!これ!」



首元のキラキラしたモノを司先輩に見せた。


「気に入らなかった?」



あたしに近づいて来ながら、そう尋ねた。



「ち、違います!これって司先輩が……」


「あぁ―まぁね。昨日で付き合って半年だっただろ?」



優しい瞳があたしを見つめる。



「やっぱりこれ、鈴加に似合ってるな」



小さなストーンがハートに並べられていて、凄く可愛いネックレス。



それをかがんだ司先輩がそっと触れながら微笑んだ。




< 270 / 349 >

この作品をシェア

pagetop