不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
本気の好き-司Side-
「つ・か・さ♪」
「……気持ち悪い」
ニヤニヤ笑いながら、俺の前の席に座った直樹。
今は4時間目で教科担が出張のため、自習。
「何だよ―。ノリの悪いヤツ」
「……」
つまんねぇ―とぶつぶつ呟く。
「そういえばさぁ―……、今日の朝、見かけたんだけど―……」
ニヤニヤ笑いながら見る夏樹が本当に気持ち悪い。
「何をだよ……」
「す・ず・か・ちゃん♪」
「あっそ……」
「えぇ―!それだけ―っ?」
……うるさい。
「普通に毎日会ってんだから、いちいち反応なんて出来ねぇだろ」
「毎日ねぇ―……」
意味深な言葉にまたイラッとくる。
「何だよ……」