不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~


っ……



鈴加の名前に少し反応してしまった俺。



「えっ、あっ。いいのかな?」



戸惑いながら、チラッと俺を見る瞳。



「いいって、いいって。なっ、司」



「あっ、あぁ―…」



断る理由ないし。



「じゃあ司先輩、俺が隣座っていいっすか?」




そう言って俺の隣の椅子を引いた佐藤。



「あぁ。どうぞ」



「司先輩たちはいつも学食なんですか?」



ラーメンを食べながらそう聞いてきた佐藤。




「あぁ、大半はな。佐藤たちはあんまり学食で見ないよな。」



「あぁ、今日は鈴加が弁当忘れたみたいで。つーか俺の名前よく知ってましたね」



ぶっちゃけさっき思い出したんだけど……




「つーか、智也でいいですよ。司先輩」



人なっつこいな。




< 28 / 349 >

この作品をシェア

pagetop