不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
「そ、そうですよね……」
「……鈴加?」
やっぱり様子がおかしい。
「鈴加……。前に鈴加が“あたしは頼りない?”って聞いただろ?」
「……」
黙ってしまった鈴加に近づいた。
そして鈴加の目線に合わせるように、しゃがんで頬に手を置いた。
少しビクッと体を震わせる。
「鈴加があんな風に不安になるように、俺も不安になる。俺は鈴加にとって、そんなに頼りにならないか?」
「そ、そんなっ!!」
「好きだよ……鈴加」
「っ///」
「好きだから鈴加のことが心配だ……」
「司……先輩……」
「鈴加の不安、俺にも抱えさせてくれないか?」
すると視線を俺から落とし、ゆっくり口を開いた。