不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~


それで様子が変だったんだな。



「確かに……過去の俺は最低だった」


「……」


「女なんてキャアキャア騒いでうるさいだけの奴だって思ってたから……。利用するだけ利用した」



ただの欲求を満たすために。


「っ……」


「でもさ……俺、今はもっと最低なヤツかも」



「え……?」



なんで?どうして?と謎めいている瞳。



「だってさ……それって俺の過去にまでヤキモチ妬いてくれたってことだろ?」


「なっ!//」



ニヤリと口角が上がるのがわかる。



本当に俺って最低だな。



顔のゆるみが抑えられない……



「利用した女の人たちには悪いけど……。鈴加がヤキモチ妬いてくれるってのはやっぱり嬉しい」




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