不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
他には誰も見当たらないし!
沈黙だしっ!!
こういう沈黙が一番あたし、苦手なのに。
こうなったら……
「なんで食堂であたしのこと見てたんですか?」
……って!
完璧、話しかけるチョイス間違った!!
これじゃただの自意識過剰女じゃんっ!
「えっ?見てたのは俺じゃなくて鈴加だろ?」
「っ///」
驚きの返答に足を止めて振り返った。
な、なんなの!この自信たっぷりな態度はっ!?
というか……
「やっぱりあたしのこと覚えてたんですねっ!」
今、鈴加って呼んだし!
「当たり前だろ?昨日の今日で忘れるわけないだろ……」