不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
でも綺麗の中にやっぱりカッコいいと思ってしまう要素も充分で。
見いってしまう……
長い睫毛。
さっきの女の先輩が可哀想に思えてきた。
あの先輩は頑張って、つけまつげしてきたのにね。
この先輩にはつけまつげなんて……程遠い存在だな。
ってか男の人がつけまつげっていう方が変か……
今風の茶髪とかじゃなくて、真っ黒の髪なのに、それがばっちり合っている。
眼鏡も似合うって……この人一体何者なんだ?
ってか寝る時に眼鏡って邪魔じゃないのかな……?
「……いつまで見とく気?」
「えっ!?」
パチッと目が開いて、あたしとバッチリ目が合った。
「っ///起きてたんですか!?//」
「ふぁ~…。よく寝た……」
あくびをしながら伸びをする。