不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
ヤバい…人が居たんだ……
気づかなかった……
「お前……」
えっ……?
少し顔を歪めた男の人。
すっ……と頬に伸びてきた手。
――ドキッ
「……泣いてたのか?」
「……えっ?」
涙をすくうように、頬にそっと触れる手。
「あっ……そのっ……」
「大丈夫か…?なんかあった?」
優しく見つめてくるその瞳。
そんな姿にドキドキが止まらない……
こんな綺麗な顔で見られたら、仕方ないよ……
「……なぁ、キスしよっか?」